九州の地震に思うこと

先週木曜からの熊本、大分の地震のニュースは胸が痛みます。
でも、これは決して対岸の火事ではないと私は思います。
東京に同じような地震が来たら・・。
九州は避難する場所がありますが、東京は果たして充分な避難場所があるのでしょうか?

私は5年前の東日本大震災までは、お稽古に着物を着ていくこともありました。
でも、3.11以降は「また、もし地震が起こったら、着物なんて着ていたら全然歩けない・・」と、思い、本番の日以外は洋服で行くことにしました。あの日、大勢の皆様は自宅に向かってひたすら歩いていました。

東京は九州とは違って、高層ビルが乱立しています。
地震が起これば電気も止まり、高層ビルに住んでいる人々は、どこか平地に避難することになります。
これだけ密集している人口が、皆平地の屋根のある場所に避難できるのでしょうか?
そして、これだけの人口に水や食料が果たして行き渡るのでしょうか?

九州地方の皆様にも、段々と疲労が見えてきています。発生から5日目です。
「いつになったら今まで通りの生活が出来るのだろう?」と、思うだけでかなりのストレスがかかりますよね。
九州への援助を考えつつ、関東近辺の防災についても更にシミュレーションが必要だと、強く感じました。
最後に、今回の九州の地震は、津波が無かったこと。原発に被害が無かったこと。この2つは本当に良かったと思います。それだけは不幸中の幸いだと思いました。これからの被害が少しでも少なくなることを祈っています。

今日は、お稽古には関係ないお話でした。

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