少し日にちが経ってしまいましたが、国立劇場小劇場演奏会終了しました。
大劇場出演はもう終了していましたが、この日が私の初代国立劇場出演最後の日でした。
前日まで新潟で、当日は38度と言われていた猛暑でした。
この気温の中、着物しかもお揃いのお着物なので、単衣のお着物を着て国立劇場入りでした。
珍しく、演奏会当日に美容院に行けました(笑)。いつもは前日に行き、一晩そのままの状態で演奏会に出かけます。
国立劇場は、建て替えするだけのことはあって(笑)、空調が本当に効かないのです。
当日も、冷房は効かず、楽屋に備え付けの”扇風機”もフル稼働。それでも皆様お扇子で仰いでおられました。
生田流協会は、90年前に結成され、今日まで続いています。
戦時中も含まれているわけで、こうして90年続いているのは、今までバトンタッチが上手く出来ていたということです。
伝統を引き継ぐということは、色々なことを経て今まで大切に守り続けてきてくださった先人のお陰ということです。
今回も、役員の先生方、楽器屋さん、スタッフの皆様、出演者の皆様のご協力があっての演奏会開催になっています。お暑い中、本当に頭が下がります。
賛助出演された、「山田流箏曲協会」の先生方にも感謝致します。
これからも、今度は私達が次に引き継ぐ世代になってきています。
記念品も頂戴し、帰途につきました。
国立劇場のお写真は、遠路遥々佐渡からご来場頂いた方から頂きました。
この生徒さんには、最初で最後の国立劇場での演奏会でした。