池袋教室は、バイオリンやギターを扱っている楽器店のレッスン室を使わせて頂いています。
昨日は、店長さんと楽器の材料について立ち話をしました。
バイオリンは胴は松、胴の厚みを支えているのは楓、ネックの表面の板は黒檀、だそうです。
三弦の棹はランクによって、下から花梨、紫檀、紅木です。胴はランクに関係なく、花梨です。昔はそのままの色でしたが、最近は棹との色を揃える為に色を塗っています。
三弦は、長期間使っていると棹が”かんべり”といって、いつも指で押さえているところが減って凹凸ができます。これは三弦専門店にカンナがけをしてもらい、平らにします。
バイオリンも同じように表面の黒檀は削るそうです。ですが、ここからが違う点で、ネックの部分は細くなってくると、交換するそうです。ご存知の通り、バイオリンの胴は半永久的で、高価なものは家が立つほどの価格になっています。
どちらも天然の、しかも日本には無い木を材料にしています。
硬い木で作った方が、消耗が少ないわけです。
楽器は、そのものが、洗練された伝統工芸品であることは、どちらの楽器も変わらないように思いました。
色々なことを知るのは、楽しいことです。