この時期に思うこと

8月6日、9日の原爆投下、15日と、お盆も過ぎ、終戦を迎え72年となったこの時期。
テレビ等でも様々な特集があります。
普段、戦争・平和などについて立ち止まって考えることも少ないですが、この時期はいつも少し立ち止まって考えます。何より、北朝鮮の行動が世界中から注目されている今は、考えざるをえない状況でしょう。
世界中で今もどこかで戦火を交えている国はあるのです。
人は、平和でなければ、平常心ではなくなるのです。
常に死と隣り合わせの状況では、人間らしく生きることはできないのです。

以前、93歳まで当教室でお稽古をなさっていらした方がありました。この方は、幼い頃からお箏を習っていらして、「お箏を弾いていなかったのは、女学校の入学試験の時と、戦時中だった。」というのを思い出します。
まさに”非常時”には音楽などの活動は停止せざるをえなくなるのです。

今、こうやって音楽に携わっていられることに感謝と、しっかり時代を見て、おかしな方向に行きそうになった場合は声を出して抵抗するというのが大切だと思います。

これからも、日本音楽の楽しさ、素晴らしさを変わらず伝えていければと思います。

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