今日の午前中はお琴の糸締めをしました。
絃は1度張ったらずっともつ訳ではなく、定期的にメンテナンスが必要です。
最近はお仕事をなさっている方には、「1回ずつ箏柱を外さなくて良いですから、1年に1回くらい糸を張り替えてください」と、申し上げることにしています。お仕事を終えて帰宅して、1回ずつ箏柱をかけて調弦をして..となると、ご負担が増えますので、億劫になってしまいそうです。
ですが、ずっと張ったままにしていますと、糸の張力が弱くなってしまいます。日々緩くなっていきますので、ご本人も実は気付きません。レッスンに使用しているお箏は常にメンテナンスしていますので、ご自宅のお箏より張力があり、押手が上手く出来なかったりします。
また、張力はある程度あった方が音は良いです。皆さんお箏の糸を張り替えて先ず第一声は「すごく音が良くなりました!」と、おっしゃいます。
やはり音楽は、良い音で楽しく演奏したいですよね。
今日は当教室の箏と、生徒さんの箏全部で4面締めて頂きました。
楽器屋さんが締めている分と、立てかけてある分を締めて頂きました。
糸締めは職人技です!私も1回に3本位でしたら締められますが、13本は・・無理です。