体験の方がみえました

本日、20年前頃箏を習っていて、「子育てがほぼ終わったので、また箏を習いたい」と仰る方がおみえになりました。

「しばらく弾いていないので、手も良く動きません」と、仰っていましたが、久しぶりの「六段」を聴かせて頂きました。
きちんと弾けていらっしゃいますが、やはり久しぶりの「押し手」は痛いらしく、少し押し方が足りないようでした。
まず、箏の糸締めが必要ですね。随分弾いていない箏は、糸がゆるゆるになっていて、弾きやすくはありますが、押し手の練習にはなりませんね。
早々、楽器屋さんと糸締めのお約束をしていかれました。

私のご提案としては、今どうにか弾けている「六段」より、ほんの少し易しい曲から始めた方が、急がば回れで、苦労少なく先に進めると思います。
昨年から始めた生徒さんも、同じような感じで、少し易しい曲から初めて、「自分でも、最初に弾いていた頃より六段が上手く弾けていると思います」と、仰っていました。

何でも、急な坂道より、少し傾斜のゆるい坂をだらだらと登った方が、思ったより楽で、実は高いところまで行けるように思います。

Leave a Reply