この立奏台は、もう何年経っているか分からないほど古いです。
私は、芸大時代の3年次は楽器係というお役目で、楽器の維持管理をするお仕事でした。
年度末、今までの古い立奏台を廃棄して新しい立奏台を購入するということでした。「もう廃棄処分になるから、欲しい人がいたら持って帰っていいですよ」と、当時の職員さんが言っておられましたので、役得で手で持ち帰りできる2台を頂いて帰りました。
大学では木目の見える茶色の台でしたが、23年前頃に私が自分で黒に塗り替えました。
工作は、普段しませんのであまりうまくは塗れませんでしたが、サマーコンサートでは、毎年重宝していました。
先日のレッスンで、しっかりクサビを止めていてもグラついて、変だな？と思っていましたら、生徒さんが、「この台、真ん中で割れてますよ」と、教えてくれました。

大学で何年使っていたのかもわかりませんが、40年は経っているものでしょう。
長らくお世話になりましたが、とうとう本当に廃棄処分です。