楽器の知識

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箏と
こと・・には『箏』と『琴』の二種類があります。読みは同じこと・・ですが、別の楽器です。

当教室で教えていること・・は『箏』の方ですが、当用漢字 には『箏』が無いため、『箏』のかわりに『琴』の字が使われることも多い状況です。
1、『箏』は、13本の絃に1つずつ”ことじ(柱)”を立てて、調子を予め取っておいたものを、右手の親指、人差し指、中指に爪をはめて弾く楽器です。
材質は桐の木で出来ています。作りによって価格が決まります。
木質、木目、作業工程、装飾品等の違いでランクがあります。
ご予算に応じてご購入になれます。長さは180センチくらいで、セダンタイプの自家用車でもお運びになれます。
link_sou2、『琴』は、じ(柱)が無く、左手の人差し指でツボに合わせ絃を上から押さえながら音程を作り、右手ではじいて弾く楽器です。wagon-300x100ご興味も持たれた方は、更に詳しい説明を学者の方が色々書いておられますので、お調べになることをお薦め致します。

調弦一覧表(チューナーでの調弦の場合)
調子名/絃名
平調子 D G A B D E G A B D E G A
一と五は同音またはオクターブ
二と七はオクターブ三と八はオクターブ四と九はオクターブ五と十はオクターブ六と斗はオクターブ七と為はオクターブ八と巾はオクターブ
雲井調子 D G A C D E G A C D E G A
中空調子 D G A B D E F A B D E F A
乃木調子 D G A B D E G A B D E G A
古今調子 D G A C D E G A C D E G A
二と七は同音
メニューボタン-三絃編
三味線の種類と楽器の特徴
三味線は俗に棹の太さによって細棹(ほそざお)、中棹(ちゅうざお)、太棹(ふとざお)の三種類に分けられ、厳密には、その中でも皮の張り方、厚さ、糸の太さなどで、様々に細分化されています。

当教室で教えているのは、中棹に含まれる地歌三絃(じうたさんげん)と呼ばれる三味線です。これは、箏や尺八、胡弓と合奏のできる三味線です。

全ての三味線に共通するのは、“サワリ”と呼ばれる一の糸(一番太い糸)の振動による高次倍音、簡単に言うと楽器が良く響く工夫がなされていることです。ビーンとしびれるような独特の音色は、この工夫によって発生している音といえます。サワリをつけられるようになったら、一人前といわれています。
木質はランクの上の方から、紅木、紫檀、花林があり、内部の作り、
皮の種類(現在は猫の皮と犬の皮があります)によっても価格が違います。ご予算に応じてご購入が可能です。
持ち運びは専用の120センチ程のケースに入れて持ち運べます。
三つ折ケースもあり、こちらは40✕30✕15センチ程のアタッシュケースくらいの大きさになり、手軽に運べます。

こちらも、更に詳しい説明はいろいろな文献に書かれていますので、調べてみて下さいね。

イラスト-三絃

調弦一覧表(チューナーでの調弦の場合)
調子名/糸名 一の糸 二の糸 三の糸 備考
本調子 D G D 一の糸と三の糸はオクターブ
二上り D A D 本調子から二の糸を1音上げる
三下り D G C 本調子から三の糸を1音下げる
六下り D G A  
メニューボタン-和胡弓編
宮城道雄が考案した胡弓とは
当教室の胡弓は地歌箏曲系、宮城道雄考案の改良胡弓を主としています。

胡弓の本体は三味線をそのまま小型化した形で、三絃のものが主流です。弓は全長70cm程、馬の毛を使用している毛の部分は50~60㎝程の大きさです。バイオリン同様に松脂を塗った弓を、お箸を持つように握り、擦弦して音を出します。胡弓も、厳密にば三味線同様に色々な種類があり、四絃のものもあります。宮城胡弓は一般的に二上がり調子が多く、一の糸G 二の糸D(お琴の五の糸と同音) 三の糸Gになっています。上達しますと、当教室他の楽器(箏,三絃)と合奏ができます。木質は三味線とほぼ同じで、紅木、紫檀、花林があります。

イラスト-和胡弓