昨日午後8時からヴァイオリンと初合奏を致しました。
今回は普段尺八で吹くパートを、ヴァイオリンで弾いていただくことになり、五線譜に書き直しました。公刊譜になっている尺八譜を五線譜に直すに当たっては、
①尺八の先生に五線対照表というものを作成していただき、
②それを取り敢えず私が五線譜に直し、
③ヴァイオリンの先生に音源から聴音で修正をしていただき、
④最後に尺八の先生に最終チェックをしていただくという運びになりました。
この過程で考えたこと。私達箏奏者は、あまり尺八に関して勉強していないな・・と、いうこと。尺八奏者は箏のことについて、もっと勉強しておられます。
今回演奏をして頂かなかったのに、対照表作成、最終チェックをして頂いた尺八の先生に、感謝です。
発生、発達の仕方の違う楽器が、一緒に合奏をする時、記譜法も違い、翻訳が必要になると感じました。五線譜というのは世界共通になっていますが、それだけで統一できない音楽もあり、それが民族音楽なのだと思います。
言語も英語が世界共通語になっていますが、それぞれの国の言語は文化と密接に結びついているので理解に時間がかかります。そして翻訳も良く相手の文化がわかってしないと、意味不明になります。
うーん、やはり翻訳の必要のないものは絵など、視覚的なものですかね。
何だか、とんでもない話に飛躍してしまいました、、、
尺八譜と今回作成した五線譜の写真を掲載します。五線譜はまだ完成ではなく、修正中です。
6月中1回、ホールリハーサル1回で、あと2回の合奏で本番に臨みます。
ヴァイオリンとの合奏はやはり勉強になります!