
方々で話題になっている映画「国宝」を観に行きました。
3時間・・とのことでしたので、途中休憩もなく、大丈夫かな〜と心配していましたが、行った映画館は、椅子の塩梅も思ったより良く、さほど疲労感もなく拝見出来ました。
何と言っても、お二人の俳優が美しく、「若いというのはそれだけで素敵!」と思って観ていました。
内容も、良く考えられていましたし、画面も綺麗でした。スクリーンで観るのにはもってこいの映画です。
お二人の俳優さんが、一年半であの内容の踊り・セリフを習得されていて感心しました。
お二人とも、勘の良い俳優さんだったのですね。素晴らしい!
極道のたちばな(?)組の跡取りが、畑違いの歌舞伎の世界に入り、真の意味での敵討は出来ませんでしたが、「国宝」になったことで、形を変えた敵討が出来たのかもしれません。
この映画、何より、周りは若い女性客が多く、「流石の動員力!」と、これもまた感心致しました。
この度の映画を観て、今度は実際の歌舞伎を観に行ってくれれば、本当に嬉しいと思います。
箏曲の方でも、「この音とまれ」というアニメ・漫画で何人か当教室にも習いに来られた方が有ります。
和のものに関心がない方、見聞する機会が少ないのは残念ですね。
映画終了後、トイレに行きましたら、長蛇の列でした。(笑)
並んでいる間に、「学校の鑑賞会で、狂言もあったよね〜」「歌舞伎の鑑賞もあったよね」という会話が聞こえて、”良い良い!”と、少し嬉しくなりました。
この映画をきっかけに、和のものに関心が深まりますよう願っています。
余談ですが、歌舞伎役者八代目尾上菊五郎の襲名公演も終了、6月の公演も終了。
今丁度若くて素敵な歌舞伎役者がたくさん出演しています。
是非、今度は歌舞伎座まで直接観に行ってくださいね。
手前味噌になりますが、
箏曲も、初めて演奏会に来られた方の感想「皆さん、芸達者ですね〜」とのこと。
私達、二刀流ならぬ三刀流(現実には無理ですね。手は二本しかないので・・)で、
箏・三絃(三味線)・歌は必須なんです。この二つの楽器と歌を演奏出来ないと、「師範」ということにはなりません。
密かに芸達者な私達の演奏も、是非機会があれば聴きにいらしてくださいね!
そうそう、撮影には、もう使用不可になってしまった「国立劇場」が使われていました。
懐かしく、また有意義な使い方をしていただき、これも大変に嬉しかったです!
まだ建物は残っているので、色々な使い方で是非使ってください。
一番の疑問符は、「いつになったら、新しい国立劇場が出来るのか?」ではあります。
https://www.youtube.com/watch?v=DAiq_4YWXow