先日、5月7日(土)は、朝から畳屋さんが来て和室の畳の張替えをしました。
何回か表裏張替えもしていますが、今回はほぼ20年ぶりくらいに、床も換えました。
最近の新築はフローリングがほとんどですし、リフォームの際に和室をフローリングにしてしまったりと、人気のない畳ではあるようです。
我が家は、やはりお箏を演奏する家ですので、畳が欲しいところです。
とはいえ、今は立奏台という椅子での演奏形態も多く、どちらの演奏形態でもできるようにしておくのが良いかな、と思っていますので、まだ畳は残しておきます。
久しぶりの張替えです。青畳の香りが気持ちよく、「女房と畳は新しいほうが良い」という諺がありますが、確かに、と思ってしまいました。(笑)
正座というのは日本特有の習慣のようです。中国でも正座をしていた時期があるようですが、現在は椅子の文化になっています。
正座というのは、良い面悪い面両方あると思います。職業柄正座での演奏、椅子での演奏どちらも普段から習慣になっていますが、正座は意外と腰に負担がかかりません。逆に椅子に長時間腰かけていると、腰痛になったりします。ですが、正座の時間が長すぎると(私達は2時間単位の合奏練習が多いです。レッスンは30分単位です。)膝に負担がかかったりもします。
同業者やお弟子さんと話したりしますが、「腰を取るか膝を取るか、究極の選択かも」という感じです。最近は半々くらいになっているように思います。いずれにせよ、一般の方の一生の何倍も座っていることは確かです。最近はほぼ法事くらいしか座る機会はないでしょう。法事も椅子に移行していくと思います。座ることで日本の習慣を再認識できるかもしれませんね。
何だか畳から始まって、正座談義のようになってしまいましたが、しばらくはこの気持ち良い畳を満喫したいと思います。