体験レッスンが続いています

先日1/30(月)は、お琴の体験レッスン。3日(金)は、三絃の体験レッスン。今日5日(日)は、胡弓の体験レッスンがありました。

最近気づいたことですが、皆様結構多趣味だということです。
現在胡弓をお習いになっている方で、津軽三味線も習っておられる方がいらっしゃいます。
また、先日の三絃の体験の方は、リュート、ギター、バイオリンと習って、定年退職をなさったので、更に何か楽器を習いたくて体験レッスンを申し込まれたようでした。
今日の胡弓の体験の方は、居合を7年やっていらっしゃるそうです。そして、この居合を通じて、「和のもの」が良いと感じられるようになったそうです。

私の職業は、「三曲」とよばれる分野ですが、昔からお箏の先生はお箏・三絃・箏歌ができないと師範にはなれませんでした。今でもそうですが、習得のために、かなりの時間を要します。
寒稽古等、厳しい練習を積んで上達できる・・ものでした。
現代は色々なジャンルの音楽も増えてきていますので、一つのことばかりやるのは、目移りして、なかなか難しいものなのかもしれません。
また、別のジャンルをすることで、見えてくることもある・・という考え方もあります。

何でもそうですが、実は奥は深いのです。しかし、そんなことばかり言っていると、時代に置いて行かれてしまいますので、時代に即しながら楽しく。でも奥深いところの良さも分かって頂けるよう、アプローチの仕方を工夫する毎日です。
一つのことを極めるのは、色々な意味で難しい時代なのかもしれません。

最後に一言。和の楽器をたくさんの方に楽しんで演奏して頂きたいと思っています。その中からプロが生まれてくるのだと思います。裾野は広い方が、山は高くなります。

Leave a Reply