今年も早いもので立春を過ぎました。いつもこの頃になるとお雛様を出します。今年は昨日出しました。
このお雛様を出す作業、結構大変です。当教室のお雛様は内裏雛ですが、それだけでも収納箇所から出してくるのは一仕事。何年か前まで私の仕事でしたが、ここ数年で代替わりしました。
お雛様を贈ってもらった本人が出すようになりました。私は補助をしています。
このように、色々なことが代替わりして伝統文化として続いていくのだと思います。
箏も同じで、子供の頃から聴き馴染む場があると良いのだと思います。
「聴いて」、「弾いて」、身近に「感じる」が大切ですね。
コロナウイルスは、この大切な機会を、色々な文化活動から奪っています。
小中高校ともに、音楽の時間はほぼ歌は歌わないようです。少し前まで小さな声で歌っていたらしいですが、今はオミクロン株の影響で、殆ど歌わなくなったようです。
当教室でも、「この音出してみて」と言っても、なかなか同じ音が出せません。
「これは大変なことだ・・・」と思っています。
今はだいぶ煌びやかな人形になっている”お雛様”ですが、歴史・由来的にはお子さんの身代わりになる人形(ひとがた)でした。
オミクロン株は、子供間での流行になってきています。
どうかお子さんが無事でいられるよう、祈りを込めてお雛様を出しましょう!