先日、お免状「皆傳」を頂いた、Kさん。
Kさんは、箏を始めて10年くらい経ちます。
今までに、「そろそろ三絃のお勉強も始めましょう」と、お誘いしていましたが、なかなか良いお返事を頂けませんでした。
昨年から、ほぼ同時期に入会した大学生のAさんとご一緒に”三絃”のレッスンも始めました。
私達は箏を習って弾いているわけですが、音楽の歴史を辿ると、(詳細は書きませんが)、ある時期から三味線音楽と交叉することになりました。しばらくその期間がありましたので、箏の曲を弾き進めると、三絃(三味線)のパートとの合奏曲が数多く出てきます。
私達「所謂、お琴の先生」という職業を名乗っている皆様は、実は三味線のことも良く知っている必要があります。
大学生の方は、どうも三味線に苦手意識を持っているようですので、取り敢えず基本のお勉強を大学生時代に済ませてしまおう・・という私の指導方針です。
写真のKさんはこれからも三味線を学ぶつもりでいるようなので、この次には、生徒さんにご指導もできる「助教」というお免状を是非頑張って頂いて欲しいと思っています。