


先日、團菊祭五月大歌舞伎夜の部に伺いました。
歌舞伎、久しぶりでした。コロナ禍もありましたし・・・。
今回は、尾上菊之助改め八代目尾上菊五郎襲名披露と、尾上丑之助改め六代目尾上菊之助襲名披露がありました。
特にご贔屓などはいないのですが、八代目尾上菊五郎さんは、今までにもお芝居を拝見する機会があり、「上手な方」という印象がありましたので、この話題を耳にしてからは「口上を聞きたい!」とずっと思っていました。今回、念願叶って口上を拝見致しました。
夜の部「弁天娘女男白浪」は、七代目尾上菊五郎の同じ演目をかなり以前に拝見していましたので、何となく先代と比べながら拝見できました。
七代目もお元気で、口上にも舞台真ん中におられましたので、お二人の「菊五郎」が揃っての贅沢な「口上」を拝見できたのでした。
もちろん、市川團十郎も坂東玉三郎もご一緒の豪華な口上でした!
江戸時代から続く、お家芸として、芸風を伝えていく役割を支えているこの皆様方の、益々のご活躍、ご発展を心から願いたいと思います。
そして、微力ながら箏曲・地歌の芸を引き継ぎ、伝えていく私達にとっても大変励みになる舞台でした。