今日は全国演奏会、関東支部からの参加曲の練習でした。2社中50名程度で1曲を担当します。
「吼噦」と書いて、「こんかい」と読みます。内容は母の病気を治すために招いた法師が、実は母に恋慕する狐の化けたものであったので追い払うといった内容です。
元々は岸野次郎三(江戸時代元禄期)作曲の古曲に、同じ頃に箏手付け(作曲)をされた物がありますが、近年(大正期)には宮城道雄先生が箏手付けをしています。これがとても技巧的な物がついていて、三味線と箏の合奏は、息を飲むような醍醐味のある曲です。
日本の音楽は元々歌のあるものが多いです。最近の器楽中心の曲ももちろん楽しいですが、文学的要素も併せ持っていることも、是非沢山の方に知って頂きたいと思います。
今日はこの第1回合奏が12:00〜14:30にありました。
本番7月27日(日)まで、練習はあと3回あります。
これから暑くなる時期ですが、皆様頑張りましょうね。