平家琵琶の演奏会に行きました

平家琵琶は、正しくは伝承者が一人しか残っていません。
しかも、後継者が居ないということのようです。
研究会があるらしく、復元等に関わっておられる方から今回この演奏会をお誘い頂きました。
私たちの専攻しているのは、生田流箏曲と、地歌三絃です。
全く違う楽器なのですが、歴史的にある時期から不可分の楽器となりました。師範となるためには両方の楽器をよくわかっていないといけないのです。
今日の演奏会は、声明(しょうみょう)と平家琵琶の演奏と、二つの音楽の相違関連性などが解説されていました。
地歌三味線は、一説では琵琶法師が一番はじめに演奏したとも言われています。
確かに、撥の形はとてもよく似ています。
今日の演奏者は、実は生田流箏曲と、山田流箏曲の男性演奏者でした。
皆様良いお声で、その昔きっと平家物語もこのような男性奏者によって、朗々と語り、歌われていたのだろうと想像出来ました。
お客様は、私達のよく行く演奏会のお客様とは違った方面の方がいらしていたように思います。

プログラムの右上に書いてありますが、
文化庁 令和元年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業
と、謳っています。
とても意義のある演奏会だと思いました。

今日のブログは、かなり難しい内容になってしまいましたね。


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